JIS X 8341-3の改訂作業にたずさわることになりました
Webサイトのアクセシビリティを向上させる目的で 2004年に制定された JIS X 8341-3 「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3部:ウェブコンテンツ」は、来る2009年に制定から5年を迎えます。工業標準化法では、 JISは制定、確認または改正から5年以内に見直しを行い、日本工業標準調査会の審議に付さなければならないことになっています。今年度、日本規格協会情報標準化研究センターの情報アクセシビリティ国際標準化調査研究委員会、 WG2 (ウェブアクセシビリティ国際規格化調査研究部会) は、 JIS X 8341-3の改正へ向けた見直し作業を行いますが、私はこの部会の委員としてこの作業にたずさわることになりました。
今回の改正では、現在策定が進められている W3Cの Web Content Accessibility Guidelines 2.0 (WCAG2)との整合性を確保することが大きな目的の一つになると思われます。これに加えて、 JIS X 8341-3がより多くのコンテンツ制作者のアクセシビリティに対する理解を促進し、現在よりも利用しやすい指針となるよう、これまでの経験などをふまえて見直し作業に参加したいと考えています。