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Web基礎演習

ご注意: 以下の情報は2008年4月に掲載したものです。その後、私が2009年3月にサイバー大学を退職したことに伴い、それ以降の状況とは異なっています。

この授業は、サイバー大学 IT総合学部の基礎演習科目として2007年度秋学期より開講されています。この科目の一番の特徴は、受講生3~5人のグループによる Webサイト制作の課題が設定されている点です。以下、2008年度春学期 (2008年4月~) のシラバスより抜粋して掲載しますので参考にしてください。

科目概要

この演習では、World Wide Web(WWW) サイトの構築に必要なHyperText Markup Language(HTML) などの基礎技術の学習と、それを用いた簡易なWWWサイト構築を通して、情報のアクセシビリティの重要性やその確保のための具体的な手法について学ぶことを目的とする。また、必要な技術を正しく理解するために、適宜技術仕様やその他の参考文献を紹介する。

科目目標

使いやすい Webサイト実現に必要な技術と考え方を身につけると同時に、 Webサイトの製作工程を経験し、 Webに対する理解を深める。

履修前提条件

既に Web概論を受講していること、もしくは Web概論を併せて受講すること。

授業回別計画 (全15回)

第1回 本科目の概要と演習環境の準備

本科目で行う演習内容の概略を理解し、演習に必要な環境の構築を行う。

  1. 本科目の演習内容
  2. 演習に必要な環境の構築
  3. サーバ利用の準備

第2回 XMLと XHTML

XMLの基本文法および HTMLとXHTMLの違いを理解する。

  1. XMLの基本事項
  2. well-formed と valid
  3. レポート作成に当たっての注意点

第3回 HTMLの仕様書を読む

HTMLの仕様書から要素や属性について必要な情報を読み取る方法を学ぶ。

  1. HTMLの仕様書の読み方
  2. 演習用サーバの使い方

第4回 HTML validatorを使う

HTML validatorの使い方を習得する。

  1. HTML validatorの使い方
  2. その他のツールの活用

第5回 CSSの基本

CSSの基本文法を理解し、 CSSを用いて適切な色の組み合わせを指定できるようになる。

  1. CSSの基本文法
  2. CSSを用いた色遣いの制御

第6回 CSSによるレイアウト

CSSを用いたレイアウト手法を習得する。

  1. CSSによる段組の手法
  2. CSSによる多様な環境への対応

第7回 HTMLによる表組

HTMLの表組の方法を習得する。

  1. HTMLによる表組
  2. 最終課題について

第8回 Webサイトの使いやすさを考える

Webサイトの使いやすさ、使いにくさについて意識し、ユーザの視点で開発を行うことの重要性を理解する。

  1. Webサイトの使いやすさに影響を与える要素

第9回 フォームとCGI

フォームの作り方を習得し、 CGIプログラムとの間でのデータのやり取りについて理解する。

  1. フォームとCGI

第10回 JavaScript

簡単な JavaScriptを用いた動的なページの作成方法を習得する。

  1. JavaScriptの基本
  2. JavaScriptの利用例

第11回 Webサイトの企画立案

最終課題へ向けた Webサイトの企画立案を行う。

  1. Webサイトの企画立案

第12回 Webサイトの構築

最終課題の Webサイトの構築を行う。

  1. Webサイト構築に当たっての注意点

第13回 Webサイトのアクセシビリティ・チェック

最終課題で構築している Webサイトのアクセシビリティを検証するために必要な事項を学習する。

  1. アクセシビリティの評価方法

第14回 Webサイトの使いやすさの検証

Webサイトの使いやすさに影響を与える事項を確認し、最終課題で構築している Webサイトの使いやすさを検証する。

  1. Webサイトの使いやすさ

第15回 まとめおよび最終課題について

授業を振り返り、最終課題の提出準備を行う。

  1. 授業のまとめと最終課題の提出について

参考情報

サイバー大学について詳しくは、サイバー大学ホームページをご覧ください。

また、サイバー大学 IT総合学部基礎演習科目一覧も併せてご覧ください。この科目の紹介ビデオも掲載されています。